住所の二重入力を減らす。受注票と発送一覧のつなぎ方
HSこの記事を書いた人 佐藤 はるか↗この記事の要約
注文番号で記録をつなぎ、住所を直す場所と知らせる相手を決めます。項目の対応表を作り、5件で新しい手順を試します。
受注票から発送一覧への転記を見直したい、受付・発送の担当者
この記事の目次 +

01 考え方
入力を消す前に、同じ項目の用途を確認する
二重入力には理由があります。店頭の注文票は接客用、集計表は売上確認用と、用途が異なる場合もあります。片方を消す前に、誰がどの項目を何の判断に使っているかを確認します。
ここでは受注票と発送一覧に同じ住所を入力する架空の店舗を例にします。名前だけをキーにすると同姓同名を混同するため、注文番号で一件を識別します。
架空の注文A-104で、受注票の住所を修正したあと、発送一覧だけに古い住所が残ったとします。コピーを一度減らしても、変更を誰が知らせるかが決まっていなければ、この問題は残ります。「住所変更は受注票を直し、発送担当へ注文番号で連絡する」までを一つの手順にします。
試行中は通常の注文だけでなく、住所変更・分割発送・キャンセルがある場合も確認します。少数の試行で例外が起きなければ、架空の見本を使って確認してください。連携が止まった日に、未処理の注文を一覧で見つけられることも大切です。
受注票と発送一覧の項目対応表
店舗・番号・数値は説明用の架空例です。
表は横にスクロールできます →
| 項目 | 基準にする記録 | 発送一覧での扱い |
|---|---|---|
| 注文番号 | 受注票 A-104 | 同じ番号で照合 |
| 送り先住所 | 受注票を受付担当が修正 | 発送前に最新の受注票を確認 |
| 商品・数量 | 受注票 | 必要な項目だけを参照 |
| 発送日 | 発送一覧 | 発送担当が記録 |
02 手順
項目の照合から、5件の試行まで
- STEP 1
項目を並べる
受注票と発送一覧の項目を横に並べ、同じ意味の項目に印を付けます。表記が似ていても意味が違う場合は統合しません。
- STEP 2
正本を決める
住所は受注票を正本とし、修正の担当者を決めます。発送直前にどの時点の情報を使うかも明記します。
- STEP 3
少数で試す
まず5件を新しい流れで処理し、転記の回数、漏れ、確認に要した時間を記録します。問題が出たら元に戻せるよう旧手順を残します。
03 比較
手入力・表の参照・専用連携をどう選ぶ?
まずは正本と照合の担当を決めます。件数が少なければ手入力を残す選択もあります。連携の手段を選ぶのは、必要な項目と例外が分かってからです。
表は横にスクロールできます →
| 方法 | 向く場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 手入力を残す | 件数が少なく例外が多い | 照合を一人に依存しない |
| 表の参照でつなぐ | 同じ形式で繰り返す | 列の変更で参照が壊れる |
| 専用ツールで連携 | 件数と担当者が多い | 連携失敗の検知が必要 |
04 図解
正本から発送一覧へ、情報を一方向に渡す
- 01入力元をそろえる
- 02正本を決める
- 03必要な項目を渡す
- 04結果を照合する
05 実践
5件を照合してから、新しい手順へ切り替える
同じ注文5件を旧手順と新手順で比べます。「転記3回が1回になった」のように観測した事実と、「確認が楽になった」という感想を分けて残してください。担当者が休んだ場合でも手順を再現できるか、別の人に説明してもらいます。
試したあとの確認
- 注文を一意に識別する番号がある
- 変更する場所と担当者が決まっている
- 転記漏れがあった場合の戻し方を試した