手順を変えて一週間。続けるか戻すかを決める振り返りメモ
HSこの記事を書いた人 佐藤 はるか↗この記事の要約
処理件数・かかった時間・修正件数を同じ条件で残します。合計時間だけで判断せず、次の一週間に試すことを決めます。
新しい事務手順を試し、チームで続けるか判断したい方
この記事の目次 +

01 考え方
導入できたことと、改善できたことを分ける
新しい手順を導入できたことと、仕事がよくなったことは別です。時間が短くなっても確認漏れが増えていれば、改善の範囲を見直す必要があります。まず「何を減らしたかったか」を一文に戻します。
月曜だけ注文が多い仕事なら、曜日をそろえて比較します。少ない件数から全体の効果を断定せず、季節や担当者の違いも記録します。
架空の記録で、改善前の合計が100分、改善後が60分だったとします。前が10件、後が5件なら、一件あたりは10分から12分です。合計だけを見ると結論を取り違えるため、処理した件数を必ず併記します。
一件あたりに直しても、難しい注文が集中した日は比較しにくくなります。「住所確認が必要な注文が3件あった」といった条件を記録に添えましょう。細かい原因をすべて数値にする必要はありません。次の一週間に確かめることを一つ決められれば、振り返りの役割を果たせます。
前後を比べる振り返りメモ
店舗・番号・数値は説明用の架空例です。
表は横にスクロールできます →
| 確認すること | 変更前 | 試行した一週間 |
|---|---|---|
| 対象 | 通常の注文10件 | 通常の注文5件 |
| 作業時間の合計 | 100分 | 60分 |
| 一件あたり | 10分 | 12分 |
| 修正件数 | 1件/10件 | 1件/5件 |
| 次の判断 | 住所の確認に時間がかかる | 確認先を明記し、同じ条件で再確認 |
02 手順
比較条件と、次の判断を決める
- STEP 1
測る対象を決める
一件あたりの処理時間、修正件数、担当者の負担感を選びます。測定の開始と終了をそろえます。
- STEP 2
同じ条件で比べる
改善前後の対象期間と件数を記録します。繁忙日と閑散日の差がある場合は分けて見ます。
- STEP 3
次の判断を残す
続ける、直す、戻すのいずれかを決めます。判断した理由と次の確認日を一緒に残します。
03 比較
速さ・品質・負担を一緒に見る
速さだけで成功を決めず、修正件数と担当者の負担も一緒に確認します。処理件数や曜日が違う期間の合計だけでは、手順の効果を比べられません。
表は横にスクロールできます →
| 指標 | 測り方 | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 速さ | 一件の着手から完了まで | 待ち時間を含むか統一 |
| 品質 | 修正が必要だった件数 | 処理総数も一緒に記録 |
| 負担 | 担当者へ短い聞き取り | 数字だけでは見えない疲れ |
04 図解
記録を「続ける・直す・戻す」の判断へ
- 01目的を確認
- 02同じ条件で記録
- 03変化の理由を考える
- 04続行・修正・中止
05 実践
週15分の振り返りに、記録を持ち寄る
週に15分、記録を見ながら一つだけ次の行動を決めます。架空例として10件中2件の修正が1件になっても、それだけで半減の効果があるとは言い切れません。次の期間も同じ条件で観察し、改善以外の変化がないかを確かめましょう。
試したあとの確認
- 改善前後で、時間の測り方が同じになっている
- 処理件数と修正件数を一緒に残した
- 続行・修正・中止の判断と次の確認日を決めた