同じ情報を何度も入力。どの作業から見直す?
HSこの記事を書いた人 佐藤 はるか↗この記事の要約
注文一件の流れをたどり、転記・確認待ち・やり直しを見つけます。受け渡しメモの記入例から、見直す作業を一つ選びましょう。
注文受付や事務を兼務し、同じ内容の入力や確認に追われている方
この記事の目次 +

01 考え方
忙しさを「作業・待ち・手戻り」に分ける
注文メールを受注票へ写し、さらに発送一覧にも入力する。そんな作業を見直すときは、直近の一件で「誰が、どの記録へ、何を写したか」を並べてみます。片方の表を消す前に、それぞれの用途を確認しましょう。
下の記入例では、受付担当が入力した住所を発送担当がもう一度入力しています。発送一覧で住所を持つ必要があるのか、受注票を確認する形にできるのかが、最初の相談事項になります。
待ち時間ややり直しも残します。入力を減らしても、在庫の返事が来るまで発送できないなら、確認先を整理する方が先かもしれません。一件だけで結論を出さず、別の注文でも同じことが起きるかを確かめます。
注文一件の受け渡しメモ
店舗・番号・数値は説明用の架空例です。
表は横にスクロールできます →
| 担当・作業 | 使う記録 | 次に渡すもの |
|---|---|---|
| 受付:注文を受ける | 注文メール A-104 | 注文番号・商品・数量 |
| 受付:住所を入力する | 受注票 A-104 | 発送担当へ受注票のリンク |
| 発送:住所を再入力する | 発送一覧 A-104 | 送り状 |
| 見直す候補 | 住所を2か所に入力 | 発送一覧で必要な項目を確認 |
02 手順
注文一件の流れを書き出す3ステップ
- STEP 1
一つの仕事を選ぶ
毎週繰り返している受注や見積もりを選びます。全社の仕事を一度に調べず、開始と終了を「注文受付から出荷連絡まで」のように決めます。
- STEP 2
実際の流れを書く
担当者と一緒に、入力・確認・承認・連絡を付箋に書きます。作業時間と返事を待つ時間は別々に記録してください。
- STEP 3
困りごとを一つ選ぶ
転記、探し物、確認待ちに印を付けます。頻度が高く、担当者だけで試せるものから着手します。
03 比較
作業時間と待ち時間は、分けて記録する
手を動かす時間が短くても、返事を待つ時間が長ければ仕事は進みません。まずは時間を合計せず、何を待っていたかを別の欄に残します。
表は横にスクロールできます →
| 見方 | 確認すること | 記録例 |
|---|---|---|
| 作業時間 | 実際に手を動かす時間 | 注文を表に転記する10分 |
| 待ち時間 | 次に進めず止まる時間 | 在庫の返事を待つ半日 |
| 手戻り | やり直しが発生する理由 | 住所の記載漏れで再確認 |
04 図解
注文から完了までの受け渡しをつなぐ
- 01注文を受ける
- 02在庫を確認する
- 03発送を手配する
- 04完了を伝える
05 実践
明日の一件で、止まる場所を確かめる
明日は直近の注文一件について、担当者・使った資料・次の受け渡し先を書いてみましょう。実測できない時間は「推定」と記して、改善後の実測値と混同しないようにします。作った紙を担当者に見てもらい、例外が抜けていないか確かめたら、見える化の第一歩は完了です。
試したあとの確認
- 仕事の始まりと終わりを決めた
- 作業と待ち時間を分けて書いた
- 次に試す改善を一つに絞った