顧客一覧を作るなら、連絡先と対応履歴を分けて残そう
KMこの記事を書いた人 森 健太↗この記事の要約
一人のお客様に二度対応しても、前回の記録を上書きしない表にします。顧客番号を共通にして、一覧と履歴をつなぐ記入例です。
表計算で顧客情報を共有し始める、受付・事務の担当者
この記事の目次 +

01 考え方
一顧客一行と、一対応一行を分ける
最初の表に項目を詰め込みすぎると、入力が続きません。毎日見る一覧に必要な列を残し、詳しいやりとりは履歴へ分けます。顧客番号を共通の手がかりにすれば、同じ名前の人も区別できます。
表計算は試行を始めやすい一方、同時編集や権限の運用に注意が必要です。まずは架空データで列と入力ルールを確認し、実データを扱う前にアクセス設定を点検します。
架空の顧客C-003に二度対応した場合、顧客一覧にはC-003を一行だけ置きます。対応履歴には「C-003/10月9日/見積もりを案内」と「C-003/10月12日/質問へ回答」の二行を残します。電話番号が変わったときは顧客一覧を修正し、過去の対応記録は上書きしません。
入力ルールは短い見本と一緒に置きます。「完了」は返事を送った状態なのか、相手の確認まで終えた状態なのかを決めてください。空欄が未確認なのか、不要なのかも区別できると、翌日の点検で迷いにくくなります。
同じ顧客番号で一覧と履歴をつなぐ見本
店舗・番号・数値は説明用の架空例です。
表は横にスクロールできます →
| 記録する表 | 顧客番号 | 記入する内容 |
|---|---|---|
| 顧客一覧(1顧客1行) | C-003 | 青空店/窓口A/連絡先は別途管理 |
| 対応履歴(1対応1行) | C-003 | 10月9日:見積もり予定日を案内 |
| 対応履歴(次の行) | C-003 | 10月12日:条件の質問に回答 |
| 次回予定 | C-003 | 担当B/10月16日/条件確認の連絡 |
02 手順
顧客番号・入力例・点検担当を用意する
- STEP 1
一覧と履歴を分ける
顧客一覧は一顧客一行、対応履歴は一対応一行にします。顧客番号で両者をつなぎます。
- STEP 2
入力例を用意する
状況は未対応・対応中・完了などの選択肢にし、定義を添えます。自由記述の欄には短い見本を書きます。
- STEP 3
担当と点検日を決める
対応した人が記録し、週に一度担当者が未記入や期限切れを確認します。
03 比較
一枚の表・二つの表・CRMの選びどころ
何度も対応する顧客がいるなら、一覧と履歴を分けると過去の記録を上書きせずに済みます。権限や通知の運用が複雑になったら、専用ツールを検討する材料にします。
表は横にスクロールできます →
| 構成 | 使いやすい場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 一枚にまとめる | 件数が少ない試作 | 履歴を上書きしがち |
| 一覧と履歴を分ける | 複数回の対応がある | 顧客番号の統一が必要 |
| CRMへ移す | 権限や通知が複雑 | 移行と運用設計が必要 |
04 図解
顧客番号で、一覧と対応履歴をつなぐ
- 01顧客番号を付ける
- 02一覧を作る
- 03対応履歴を残す
- 04未対応を点検する
05 実践
架空の3件で、登録から引き継ぎまで試す
架空の顧客3件で、登録・修正・引き継ぎを通して試します。入力時間だけでなく、翌日に必要な情報を探せるかも確認してください。列を追加したくなったら、その情報を使う場面と、更新する担当者を先に決めます。
試したあとの確認
- 同じ顧客番号で一覧と履歴を照合できた
- 2回目の対応で、1回目の履歴を上書きしなかった
- 担当外の人から見える範囲を確認した