担当者が休んでも困らない、顧客対応メモの残し方
KMこの記事を書いた人 森 健太↗この記事の要約
「電話あり」で終わらせず、確認した事実と次の約束を分けて残します。記入例を使い、別の担当者が続きを引き受けられるメモにします。
問い合わせ対応が個人のメモに残り、休みの日に引き継げない方
この記事の目次 +

01 考え方
連絡先より先に、次の約束を残す
顧客管理は、連絡先を集めることだけではありません。前回何を話し、次に何を約束したかをチームが理解できる状態にすることです。必要な項目は業種や仕事の目的によって変わります。
架空の修理店なら、受付日・相談内容・対応状況・次回連絡日があると、別の担当者も続きを引き受けやすくなります。使う場面を説明できない情報は、むやみに集めないことが基本です。
架空の修理店の悪い記入例は「電話あり。急いでいる様子」です。これだけでは、次の担当者は何を約束したか分かりません。「10月9日、見積もりの進捗を電話で確認。10月12日までに担当Aが見積もり予定日を連絡」と、確認した事実と次の約束を分けて記します。
担当者の印象を、顧客についての事実として残さないことも大切です。「怒っていた」と書く代わりに、確認が必要な要望を具体的に残します。記録が増えるほど使いやすくなるわけではありません。引き継ぎに必要な項目から始め、使われない列は見直します。
修理見積もりの問い合わせメモ
店舗・番号・数値は説明用の架空例です。
表は横にスクロールできます →
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 顧客・対応日 | C-003/10月9日/受付A |
| 確認した事実 | 見積もりの進捗を電話で確認された |
| 次にすること | 見積もり予定日を確認し、顧客へ連絡 |
| 担当・期限 | 担当B/10月12日まで |
| 不在の場合 | 受付AがBの確認先を引き継ぐ |
02 手順
記録の目的・項目・タイミングを決める
- STEP 1
目的を決める
問い合わせへの返答や約束の確認など、記録が役立つ場面を一つ決めます。
- STEP 2
最小の項目を選ぶ
顧客を識別する番号、対応日、要点、次の行動を用意します。連絡先は目的に必要な範囲に絞ります。
- STEP 3
書くタイミングを決める
対応直後に短く記録し、毎日の終わりに未記入と期限を確認します。
03 比較
対応履歴・次の行動・状況の書き分け
「検討中」という状況だけでは、次に動けません。対応履歴には事実、次の行動には担当と期限を記し、読んだ人が続きを引き受けられるようにします。
表は横にスクロールできます →
| 項目 | 残す目的 | 書き方の例 |
|---|---|---|
| 対応履歴 | 同じ説明を繰り返さない | 10月9日、修理見積もりを案内 |
| 次の行動 | 約束を忘れない | 担当Aが10月12日に連絡 |
| 状況 | 引き継ぎをしやすくする | 見積回答待ち |
04 図解
相談を受けたら、次の約束まで記録する
- 01相談を受ける
- 02要点を記録する
- 03次の約束を決める
- 04期限に確認する
05 実践
一件のメモを、別の担当者に読んでもらう
直近の対応一件を、別の人に読んでもらいます。次に誰が何をすればよいか分からなければ、行動と日付を補います。「検討中」のような曖昧な言葉だけでなく、何の返事を待っているかを記すと引き継ぎに役立ちます。
試したあとの確認
- 何のために残す情報かを説明できる
- 事実と担当者の推測を分けて書いた
- 次に誰が何をするか、期限まで分かる